端くれファンの書き留め

∞さんのファンの端くれの書き留めです。

映画「窮鼠はチーズの夢を見る」試写会感想 ネタバレ無し

 

 

この度、8/26の「窮鼠はチーズの夢を見る」試写会に参加させて頂いたので、ネタバレしない程度に感想を書き連ねていきたいと思います。

 

ネタバレにならないよう注意はしていますが、読む読まないの判断はご自身の責任でして頂けますと幸いです。

 

少しでも観るきっかけになりましたら幸いです。

 

 

では、つらつらと書き連ねた感想をどうぞ。

 

 

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◼️誰とも共感できなかった

 

監督のインタビューや大倉さん成田さんのインタビューはどれを読んでも聞いても殆ど違いはないけど、

いろんなライターや著名人の方が書く感想ってなんとなくみんなそれぞれ言ってることが違うな。とは思っていた。

 

結果、映画を見終わった後、どのライターさんとも共感できなかった。

 

泣くものなのか?と思って準備して行ったけど泣かなかった。

でも人によっては泣くのかもしれない。

号泣した人もいるようだ。

 

多分、これまでの人生経験やその人の性格によって感情移入できる登場人物が異なるのかもしれない。

 

○○に共感して泣きました!」的なツイートも見かけた。

 

多分私は誰にも共感できなかった。

 

仮に例えるなら、この物語の全貌を知っている友人から「私の友達の周辺で起こった色恋沙汰がすごくてさぁ〜」って聞かされた感じ。

 

「はぁ〜そんな事が実際あるんだねぇ〜」と飲み物すすりながら聞いてる私。という感じ。

 

どこか遠い話のようで、それは異次元じゃない、近くで起こっている妙なリアル感。

 

なんか、こう、昔友達の不倫話を聞いた時の感覚に似てるかもしれないなと思った。

 

 

今のところ私は登場人物とも、ライターさんとも、誰とも共感できてない。

 

でも、多分それが今回の映画なのかなぁって。

 

トークショーに出演していた相田さんが「是非来年の8/26日にもう一度見てみてください。きっと違って見えます」と言っていたように、もしかしたら来年の自分とも共感できないかもしれない。

 

だからこそ、今の感想は書き留めたいなって思いました。

(ネタバレありの感想はまた後日別記事で)

 

 

 

◼️見るべき?見ないべき?

 

個人的に見る見ないは個々に判断して良いと思う。

 

役者さんのファンだから

 

原作がどう実写化されたか知りたいから

 

BLが好きだから

 

なんか話題だから

 

 

 

理由はなんだって良いと思うし、見ない理由もあって良いと思う。

 

ただ、少しでも観たいと思うなら映画館に行って欲しい。

観るならテレビ画面じゃなくて、テレビについてるスピーカーじゃなくて、

大画面で、音響がしっかりとしている映画館で観て欲しい。絶対に。

 

映画なんて年に12本見たら良い方な映画素人の私が言うのだから、これは自信を持って言いたい。

 

欲を言えば映画館貸し切って一人で見たいくらい

 

もしかしたら人によっては勇気がいるし、ダメージを受けるかもしれないけれど、見ないで後悔するなら見て後悔して欲しい気もする。

 

そしてやっぱり見たくないなら見なくても良いと思う。

 

いつか見たくなった時に、ぜひ。

 

 

 

◼️大倉担目線の窮鼠

 

 

因みに私は大倉さんファンなのでファンとして見に行きましたが、なんか、誰のファンだからどうとか、観に行った理由がどうこうによって感想が分かれる映画じゃないな。って思った。

 

同じ大倉担だからみんな同じ感想に至るとか無いと思う。

 

本当に、個々の人生経験や価値観でガラッと見方が変わる映画だと思う。

 

唯一大倉担目線が現れたのは

某シーンでちょっと大倉さんの素が見えた時。

どれだけ安心したことか。

 

 

それだけ、大倉さんは恭一だった。

 

 

勿論あらわな姿のシーンも多くて「わーぉ」と冷静に思ってしまった自分もいるけど、なんか、だんだんと、ミケランジェロの絵画とか、こう、巨匠の裸婦作品でも見てるかのような気分になる自分がいた。

別にやましいもんでもねぇしな。

致すのも愛だしな。みたいな。

 

まぁ、大倉さんに対するファン感情こそ多岐に渡ると思うのであまり参考にして頂きたくないかもです!

 

 

 

◼️恋愛映画よりはコンテンポラリー作品

 

試写会後のトークショーで監督の話を

「私のこの感情を言葉にできるだろうか」と思いながら聞いていた。

 

宣伝だったりネットニュースの見出しにされているような「恋愛」「純愛」「同性愛」みたいな、ある程度区別がしっかりしている映画ジャンルの中で、果たして「窮鼠はチーズの夢を見る」を表現できるのかなどれもしっくりこないのでは?と考えていた。

 

その時ふと思ったのが

 

コンテンポラリーアート

 

唯一しっくりきたワードが「コンテンポラリーアート」だった。

 

コンテンポラリーな作品、それこそダンスや立体作を見た時に、メッセージが伝わるようで、言葉で表せない感情が心に残る。そんな感じ。

 

キャプションや人の感想をみて「なるほど、確かにそうも捉えられるな」みたいな。

 

試写会に行く前、映画ライターの方や著名人の感想を読んでワクワクすると同時に

「普段映画を見ない私がそんなに色々に感じ取れるものだろうか」と少しだけ身構えていた。

 

なんか見た後に崇高な感想述べなきゃいけないんじゃないかみたいなプレッシャーを勝手にちょっとだけ感じてたのも事実。

 

でも、見終わってみると、「まぁ、わからないのもアリよね」と思った。

 

見た上で何か理解できたらできたで面白いだろうし、

言葉が湧き出てきたらそれはそれでワクワクするだろうし、

ちんぷんかんぷんなら、それもそれでまた一興

 

見た後自分がどんな感情になるかを楽しむ映画なのかもしれない。と思った。

 

そういうの全部ひっくるめて「コンテンポラリーアート」という言葉が自分の中でしっくりきました。

 

 

 

 

◼️さて

 

長々とネタバレにならないように感想を綴ってきました。

 

上記で記したのは「1回目」の試写会を見た後の感想です。

 

実は、8/28の夏休み試写会最終日、ありがたくも2回目の鑑賞をさせていただきました。

 

すると、

 

2回目は「なんでやねん!!!」が多発。

 

そして、2回目も登場人物に共感できない。

 

かろうじて「こういう事だったのか?」といういくつかの感情は拾えたのですがやっぱり共感できず、わからないまま。

 

でも、見終わった後、「もう一回見させて!」と強く思いました。

 

1回目見た後は謎が深すぎるし、お気に入りでもあり、一種の恐怖でもあったシーンが何度も頭をよぎって困惑して、2回目は果たしてどんな感情になるんだ?と半分怯えて会場に足を運んだのですが

 

 

もう一回見たくなりました。

 

 

私の手元には数枚のムビチケがあります。

1回目見た後は「消化できるか?」と思いましたが、

2回目を見た後は「昔の自分偉い!寧ろ足りないかもしれない!」と思っています。

 

 

見る人の経験、人生観、価値観、置かれている環境でも感想が変わる。

 

見た回数、タイミング、一緒に見た相手、時間帯、もしかしたらそういった要因ですらも感想が変わるかもしれません。

 

 

「窮鼠はチーズの夢を見る」という映画は、感想が無限にも広がる作品なのではないかと私は思います。

 

 

なので、私は公開後に沢山の人の感想が見れることを楽しみにしています。

 

 

まとまりがつかない文章で大変申し訳ないのですが、何が少しでも参考になったのであれば幸いです。

 

長々とした文章にお付き合い頂きありがとうございました!

 

 

最後に!!

 

 

 

ポップコーンは観る前か観た後に食べるのをオススメします!!!!!